2008年3月アーカイブ

高野山に行って参りました。朝4時に出発し金津インターから高速に乗り、敦賀まで。 そこから国道8号線を下道で進み途中湖西線に入り大津経由にて京都東インターから高速に乗り吹田で近畿自動車道に乗り美原北インターで降りて富田林を抜け橋本から高野山に登りました。


ETCを昨年車につけて始めての遠出でした。金津→敦賀まで2,100円のところ1,050円
京都東インターから美原北まで高速で2,300円だった。着いたのが10時半
ガソリンは半分強残っていた。

帰りは また朝4時に出発 美原北から京都東まで1,150円 敦賀インターから片山津インターまでで1,300百円だった。 寺に帰ってもガソリンが半分強残っているという状態だ。

本来高速料金だけでも往復14,800円掛かるところ7,900円と約半額でしかも高速かっ飛ばしじゃ無く 普通道路も使っての燃費のよさ それと10時前後に着くので仕事がすぐに出来ると言うメリットがあった。 恐るべしETC

但し朝起きが苦にならない人が条件(安ければ朝起きも出来ますか)

早起きは三文の徳ですね。


これに今月みたいにガソリンが安く入れればもっとお安く高野山に行ける訳ですね。


ただし 朝6時から9時まで夕方5時から8時まで100km以内が半額だそうです。詳しくは、高速道路管理会社に聞いてください。

高野山での写真

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中の橋駐車場より奥の院に向かう

 

 

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登っていったが親鸞聖人のお墓がどれか解らなかった?

 

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UCC上島コーヒーの墓はやはりコーヒーカップが左右にある

 

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落書塚(落書きをしても良い墓らしいです 肝っ玉が大きいね)

 

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写真業界の墓(さすがに写真業界 顔写真がいっぱい 夜中は不気味かも)

 

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全国消防署殉職者慰霊碑(さすがに火消しの魂 碑が纏になってます)

 

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姿見の井戸(この井戸を覗き込んで顔が映ればまだ寿命があるといわれてます。ちなみに小生は???)

映っておりました ホッ!

 

 

天眞院 現状

平成19年9月22日に天眞院に行った時に撮った動画です。

これが「陰徳」?


金沢の照円寺 地獄を疑似体験

金沢市笠市町の浄土真宗本願寺派照円寺で二十日から四日間、春の彼岸に合わせて「地獄極楽絵図」が開帳され、 絵解きを聞くことができる。取材先で話題になり、「初めて見ると腰抜かすぞ」と脅された。地獄に行くつもりはないが、 怖い物見たさが手伝って、恐る恐る未知の世界をのぞいてみることにした。

(本江 亜珠佳)

 

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春の彼岸、絵図を開帳


赤々と燃え立つ業火に焼かれ、体が引き裂かれ、煮えたぎる釜でゆでられる亡者たち。すさまじい形相の鬼から逃げ惑い、 恐怖と痛みに表情をゆがませる男女もいる。


本堂に足を踏み入れ、十八幅の掛け軸に描かれた流血、残虐の様子を目の当たりにし思わず息をのんだ。 門徒の上田毅さん(八二)の絵解きに耳を傾けると、絵図は八大地獄などを表し、盗みや男女間の過ち、 だましを重ねた者が罰を受けているのだという。

子連れで拝観


おどろおどろしい場面は大人でも怖いのに、本堂を見渡すと子連れが多いことに気付く。 初めて絵図を見た近藤瑠璃さん(九つ)と芳龍君(七つ)は、「これからはふざけてうそつかん」「ご飯を残さんと食べる」と表情をこわばらせ、 決意を口にした。


二人の祖父の自営業越田克茂さん(六四)=金沢市=は「私も子どものころ何回も連れてこられて怖かったもんや。 悪いことをするとひどい目に遭うんやと思い知らされる」とうなずく。


地獄絵は人々に恐怖を疑似体験させ、弥陀の救済を希求させる狙いがある。地獄絵を見て泣き出す子もいるというから、 リアルなCG映像に慣れた現代の子にも強烈な印象を与えているようだ。


子どもをおびえさせる絵図は、大人には違った楽しみ方をされてきたとの指摘もある。地獄絵で半裸の女性亡者がもだえ苦しむ様に、 男性拝観者がエロスを感じるという内容だ。上田さんの見解はどうだろう。「道ならぬ愛情と欲望の成れの果てがこの形」 などとけむに巻かれてしまう。地獄絵の見方はそれぞれというわけか。上田さんによると、描かれた時期と作者は分からないという。 一九六七(昭和四十二)年には、寺が地獄絵図さながらの火災に遭遇したが、絵図は被害を免れた。何か不思議な力を感じる。

極楽に一安心


最後に、仏の慈悲によって救われた人々が到達する世界を示す極楽の絵を見てほっと一安心した。上田さんの「争い、憎しみ、苦しみが無い」 という説明に、品行方正を誓う。それにしても地獄極楽の絵の「しつけ力」には恐れ入った。
 

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極楽浄土が描かれた場面

平成20年3月20日 北国新聞 より

3・25能登半島地震 あれから1年

春分の日の朝、強い海風に逆らって輪島の港町を行く僧の姿があった。 昨年三月二十五日の能登半島地震で全壊した曹洞宗興禅寺(輪島市門前町)の住職、市堀玉宗さん(五二)である。 寺の再建を目指して昨年から始めた托鉢行脚は、既に半島二巡目に入っている。「遠いからあるく」。 この言葉に突き動かされた市堀さんは丈夫な白足袋を一足、履きつぶしていた。

一年前のあの日、犠牲者が出なかったことが奇跡に思える。強烈な縦揺れに、古刹はひとたまりもなかった。 崩れた建物のすき間から妻や近所の婦人らが何とか全員、はい出すことができた。がれきの山から見上げた空の青さが忘れられない。

再興の旗印


崩れ落ちたケヤキのはりで作った塔婆と「再生」の文字を記したさい銭箱を寺の跡地に据えた。再興への旗印である。しかし、 寺再建の経験などあろうはずもなく、いくらかかるか見当もつかない。京都のとある寺にそれとなく尋ねると「立派なものなら坪二百万円やね」 と言われ、がく然とした。約百三十坪の興禅寺を元通りにするには莫大な費用がかかる。わずか三十軒の檀家に頼るわけにいかない。 多くが自分と同じ被災者である上に、老老介護の夫婦や施設入所者もいるからだ。


市堀さんが托鉢を始めたのは昨年六月。日々のお勤めの合間を縫って、月の半分は托鉢に回り、珠洲から金沢まで、各地を渡り歩いた。 「メタボ(リックシンドローム)の解消になりますよ」とうそぶく市堀さんだが、冬場はひどい赤ぎれに悩み、足にテーピングしての行脚は「行」 そのものと言ってよかった。

真心に出会う


孤独な再建の道行きを決意したとき、市堀さんの頭に浮かんだのが「遠いからあるく」だった。定かではないが、科学者の言葉だっただろうか。 遠くにあるのは寺院の再興であり、僧侶として追い求める真理でもある。托鉢の旅の門出に、この言葉をしたため、寺の掲示板に張り出した。


昼食も取らず、朝から夕方まで歩き通す日もある。「百軒回って一軒応えてくれるかどうか。それでも孤独じゃないと気付いたんです」。 市堀さんを追いかけて来て「少ないけど」と浄財を寄せる人がいた。無心で歩くうち思わぬ真心に出会う喜びが胸を満たしていく。
「まいてきた縁の種を刈り取りながら、未来に向けて種まきをしている。建物も大事だが、目に見えない心をこそ、次の代に伝えたいんです」


渡り鳥に姿重ね


「雲に鳥仏弟子といふ旅人に」


托鉢に励む日々の中、俳人でもある市堀さんが、北の空へ飛び去る渡り鳥の姿に自身を重ね合わせて詠んだ一句である。檀家の位牌や本尊は、 住職を兼務する輪島市鳳至町の永福寺に今も「仮住まい」している。寺院復興という目的地ははるか彼方だ。


「遠いからあるく」。すっくと前を見据える瞳に迷いはない。

(竹森 和生)

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寺院の再建を目指し、托鉢を続ける市堀住職=輪島市風土町

平成20年3月21日 北国新聞より

 既にチベット暴動について、いろいろな動画(この動画も)がアップされていますが、北京在住の産経新聞記者福島香織さんのブログ(*1)では、現地とコンタクトをとり、貴重な情報が公開されています。以下に一部引用を示しますので、動画(3/18放送)と一緒に見てください。参考になると思います。命の危険を省みず、福島記者とコンタクトをとるチベットの方には頭が下がると同時に、無事をお祈りします。引用したブログのリンクは下記にあります。 2008/03/17 04:19 以下の彼女は、現地の女性の方です。 彼女「ハロー、ここは悪くなっている」 福島「ハロー?元気?」 彼女「今、入ったばかりの情報だけど、シガツェで抗議行動(衝突?)が起きている。」「ナクチェ県でも」 福島「どのくらい大きい?」 彼女「大きいわ、人数は調べているところ。僧侶はまだ含まれていない。」 福島「ラサはOK?」 彼女「外出禁止令が出ている。外に出ると撃たれるわ。街は軍だらけよ」「ラサは静か。でも郊外で抗議行動(衝突)は起きている。(ずらずらと地名がでてくる、五カ所くらい。あっという間に削除でメモれなかった!)」 福島「電気、水道、電話、食料、みな大丈夫?」 彼女「大丈夫よ、私の家にはツァンパ(干菓子みたいなチベットの保存食)がたっぷりあるから!」「でもバルコルエリアの方は食料が大変みたい。長引くと飢える家がでてくる」 福島「家族は大丈夫?」 彼女「もちろんよ!」 福島「(暴動は)どんな風にはじまったの?」 彼女「14日、午前11時30分ごろ、ジョカン寺の近くにあるラムチェ寺で僧侶がハンガーストライキをはじめた。これを軍(武装警察だろう)が阻止しようと、殴るけるなどの暴行のあげく発砲した。7、8人が死んだ。逮捕者もでた。これをきっかけに市民に怒りが広がり、暴力的な大規模デモが起きた。他の僧院も抗議のハンストに 入った」 福島「ラムチェ寺の僧侶は何人?」 彼女「70~80人」(寺院の1割の僧侶が虐殺されたわけだ) 彼女「市民デモは北京中路あたりで軍と衝突。軍は発砲を繰り返し、銃創や圧死(おそらく軍用車両で)で、このエリアだけで死者は70~80人は出ている。」 福島「市全体では何人くらい(の死者)?」 彼女「正確には分からないけれど100人以上。110から120人の間だと思う。(亡命政府の発表は80人の遺体が確認された、少女も含む。これから増える可能性も)」 福島「市民が多いの、僧侶が多いの?」 彼女「僧侶より市民が多い、若いチベット族が犠牲になった」 福島「政府は漢族の商人が犠牲になったようなことをいっていたけれど」 彼女「漢族の死者はない。回族が5人死んだ。」「チベット族は怒りにかられて回族のショップを襲った。それで回族が怒りチベット族を5人殺した。それでチベット族が怒り回族を5人殺した」「漢族が犠牲になったというのは、政府のウソよ」 福島「僧侶が破壊行動に参加したというのは本当?」 彼女「それは本当。回族の店に火をつけた」 福島「僧侶は何を望んでいるの?独立?」 彼女「それだけではないわ。僧侶たちは政府に、漢族・回族移民政策をストップするように要求していた」「政府は300万人の漢族・回族をラサに移民させようとしている。僧侶たちは自分たちの子供たちをまもろうと、この政策に反対を申し立てていた。今でもチベットの大学新卒者は就職難で、チベット族の失業者は多い。そんなに大量の漢族、回族がくれば、チベットの子供たちは生きていけない」 福島「最初のデモは10日?」 彼女「10日、デプン寺で起きたデモ行進は軍(武装警察)に制圧された。このとき発砲もあったし、死者や車でひかれた者もでた。人数は分からないけれど。逮捕者も相当でた」。 *1 北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ) http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/513692/ Author: shakushiya Keywords:  チベット ラサ ダライ・ラマ 中国 暴動 産経新聞 Added: March 19, 2008


武家屋敷、こも外す


長町武家屋敷跡で19日、土塀に掛こもけられていた薦(こも)の取り外し=写真=が始まり、 観光客らは春への衣替えの光景を写真に収めるなどして季節の変わり目を感じ取った。

薦は雪などで土塀が傷むのを防ぐ目的で取り付けている。

今年は総延長891㍍に、約300枚を使って土塀を保護していた。この日は作業員5人が取り外しに当たった。 薦をつるしていた縄をはさみで切り、手際良く片付けていった。作業は20日も行われる。

080320-コモはずす1

 

平成20年3月20日 北国新聞記事より

 

454人が「春」目指す


*金沢美大で2次試験
金沢美大で八日、デザイン科の三専攻と美術科芸術学専攻を皮切りに二次試験が始まった。 初日は四百五十四人がデッサンなどの実技試験や小論文に取り組んだ。


製品デザイン専攻では工事現場のさくを固定する重し、鉄パイプ、金具をデッサンする試験が行われた。受験生は画用紙に鉛筆を走らせ、 描写力を披露した。試験は各専攻ごとに十七日まで実施され、八専攻に計千四十人が志願している。合格発表は一.十一日。
 

080309-454人が春を目指す1

実技 試験に取り組む受験生11  金沢美大

平成20年3月9日 北国新聞 記事より

泰澄大師がお手植え?

能美市立博物館事務室の片隅に、真っ黒で長い数珠が置いてある。手に取ってみると、すべすべして気持ちがいい。 石やガラスと違った触感を不思議に思い職員に尋ねてみると、無患子(むくろじ)という珍しい木の種で作ってあるという。 どんな木なのか興味がわき、能美市の植物を調査している安田二三男さん(61)=同市和気町=を訪ねた。

天然記念物

安田さんに案内され、能美市仏大寺町にある無患子トンネルを能美市から小松市方面に抜けたすぐ右手にある山を登ると、 林の中に埋もれるように目当ての木が立っていた。高さは約十五㍍で、白く細長い木の先端にはオレンジ色の実が百個ほどなっている。 無患子はムクロジ科の落葉高木で、六月に淡緑色の小さい花を咲かせ、十二月から三月にかけて直径三㌢ほどの実をつける。 本州中部以南の山林に生え、仏大寺町の無患子は自生する木としては国内最北に位置するとされる。 一九六四(昭和三十九)年に旧辰口町の天然記念物に指定され、合併後、能美市の天然記念物になった。

おもしろい伝説


「この木にまつわるおもしろい伝説があるよ」と安田さん。五五(同三十)年、 仏大寺町となる前の旧国府村の歴史をまとめた国府村史を見せてもらうと、奈良時代に白山を開山したとされる僧侶・ 泰澄大師が手植えしたと書かれてある。その昔、泰澄大師が仏大寺の遣水(やりみず)観音に観音像を奉じた際、 参詣に訪れた人が数珠を持つことができるように植え、毎年たくさんの実を付けたと伝えられている。 博物館に数珠を寄贈した裏誠昭さん(71)=同市金剛寺町=を訪ねると、家の奥から大小二種類の数珠が出てきた。 博物館に寄贈した数珠は三十年前に集めた種を使ったものという。触り心地のいい種の触感が好きで当時、四カ月間で約千個を集めた。 昨年十二月に仕事場を整理しているときに偶然見つけ三十の数珠を作ったそうだ。「昔はこん物も作ったんよ」 と裏さんは種にムクドリの羽を刺して作った羽根突きの羽子も見せてくれた。

種は数珠・動物も恩恵


「最近は山から下りてきていたイノシシやカモシカが種を食べてしまうせいなのかあまりおちとらんね」と裏さん。人間だけでなく、 動物も泰澄大師ゆかりの木の恩恵を受けているようだ。(野村裕樹)

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種で作った数珠を見せる裏さん=能美市金剛寺町

 

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無患子の木を見上げる安田さん=能美市仏大寺町

平成20年3月9日 北国新聞記事より

自然体こそが田祭りの心なのだと気付いた。


五穀豊穣を願う神事といえば、奥能登に伝わる国重要無形民俗文化財「あえのこと」が有名だ。取材したこともあるが、 裃姿で田の神の食事や風呂の世話を焼く様子がなんとも奇妙な風習である。五日、金沢でも同じような祭礼が行われると聞き、 富山県境に近い谷あいの集落へ向かった。

ジャージー姿で

直江野町の農業清水正一さん(68)方を訪ねると、奥の座敷の仏壇の前に二組の御膳と座布団が据えられている。 献立は頭付きのカナガシラに赤飯、野菜の煮物。簡素だが、夫婦二神をもてなすしつらえは確かに「あえのこと」にそっくりだ。


清水さんによると、きょうは昨年12月5日に田んぼから家へ迎え入れた神様を再び送り出す日で、「田祭り」と呼ばれているらしい。 同日に隣の牧山町地区でも田祭りを行う旧家があるそうだ。


しばらく世間話をした後、清水さんが腰を上げた。裃に着替えるかと思いきや、ジャージー姿のまま膳の前に進み、かしわ手を打った後、 神様に酒を勧めた。「豊作と農作業の安全を心の中でお願いしたんや」と清水さん。あえのことのように至れり尽くせりの世話焼きはしない。 神様にくつろいでもらうため、セルフサービスなのだと笑う。


山の神夫婦を送り出す「山祭り」も四日後に控えており、この部屋には都合四人の神様がいらっしゃるようだ。どうやらこの仏間、 相当にぎやかなことになっているらしい。


この風習がいっから続くものなのか尋ねたが、清水さん自身も首を傾げる。マニュアルはなく、口伝えですらない。 「親がやっとる姿を見て自然にやるようになった」と妻の玉子さん(64)は話す。清水さんは、35年間、郵便物の輸送業務の傍ら、 米作りを続けてきた。30年前に一㌶ほどもあった水田は70㌃に減った。


それでも代々の水田を守ることを選んだのは、農村と都市部の格差が今よりはるかに大きかった時代、 暮らしを支えてくれた田への深い感謝が背景にあるという。


「もう10年、15年」


清水さんは、「神様がどんな姿をしとるのかも分からんけど、自然への感謝の気持ちそのものが、神様やと恩っとる」と話す。 別棟で暮らす二女夫婦は共働きで、田を継いでくれるか、今は分からない。ただ、田祭りを受け継いでくれとは言わないという。 二人にとって儀礼だけを伝承することに意味はないのだろう。「まあ、もう10年、15年はやれるわいね」。 二人の笑顔には風習を守る気負いも、廃れゆく農業への悲哀も感じられない。 ジャージー姿で神様をもてなす自然体こそが田祭りの心なのだと気付いた。

(竹森和生)

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田の神をもてなす清水さん=直江野町
自然体で田の神に感謝

平成20年3月6日 北国新聞 記事より

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